平成12年 第4回定例会1 日時 平成12年11月17日 午後1時1 場所 練馬区議会議事堂1 出席議員 48名 1番
高橋正人議員 25番
山田哲丸議員 2番
小林加津美議員 26番
柴崎幹男議員 3番
渋谷恵美子議員 27番 本橋まさとし議員 4番 菅田 誠議員 28番
猿田博文議員 5番
小川けいこ議員 29番 鈴木 整議員 6番 土屋としひろ議員 30番
織田寿美子議員 7番
宮原義彦議員 31番
北川かつしげ議員 8番
津野忠彦議員 32番 野沢 彰議員 9番
藤井たかし議員 33番
西川康彦議員 10番
松村良一議員 34番
斉藤宗孝議員 11番
中井八千代議員 35番
秋本和昭議員 12番
榎本史子議員 36番
村上悦栄議員 13番
和田真保議員 37番
大沢久子議員 14番
山田一義議員 38番 山下 渡議員 15番
水埜圭子議員 39番
武藤昭夫議員 16番 原 ふみこ議員 40番
矢沢重光議員 17番
小泉純二議員 41番
浅沼敏幸議員 18番
西山清孝議員 43番
沖山一雄議員 19番
武田えつこ議員 45番
竹内智久議員 20番 横田ゆずる議員 46番
冨塚辰雄議員 21番
片野令子議員 47番 小林みつぐ議員 22番
中山まさみ議員 48番
高橋かずみ議員 23番
土屋新一議員 49番 中島 力議員 24番
岩崎典子議員 50番
関口和雄議員1 欠席議員 2名 42番
上野定雄議員 44番 俵頭 功議員1 出席理事者 志村豊志郎 助役 栗林建國 土木部長 小林勝郎 収入役 宮永彰博
教育委員会事務局 薗部俊介 教育長
学校教育部長 野崎 宰 区長室長 駒田文彦
教育委員会事務局 野田宣博 企画部長 生涯学習部長 沖山詔一 総務部長 平野 孝
選挙管理委員会 小坂宏安 職員研修所長 事務局長 加藤守康 区民部長 平林紀史
監査事務局長 水上英昭
産業振興担当部長 横野 茂 秘書課長 多胡重行 保健福祉部長 中村啓一 企画課長 賀川倫子 練馬区保健所長 植田敏裕 財政課長 新井京二
児童青少年部長 牛島禮司 広報課長 杉野恵一
環境清掃部長 関口和雄 総務課長 明円辰治
都市整備部長 高柳邦夫 職員課長1
出席事務局職員 中田喜夫 事務局長 村松 昭 事務局次長 青木 隆 議事主査 羽成輝行 議事主査 大津敏久 議事主査1 傍聴者数 1名1 議事日程 日程第1 会期の決定について 日程第2 議案第174号 平成11年度練馬区
一般会計歳入歳出決算 日程第3 議案第175号 平成11年度練馬区
国民健康保険事業会計歳入歳出決算 日程第4 議案第176号 平成11年度練馬区
老人医療会計歳入歳出決算 日程第5 議案第177号 平成11年度練馬区
用地会計歳入歳出決算 日程第6 議案第178号 平成11年度練馬区
公共駐車場会計歳入歳出決算 日程第7 議案第179号 平成11年度練馬区
学校給食会計歳入歳出決算 日程第8 議案第180号 練馬区職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例 日程第9 議案第181号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 日程第10 議案第182号 審理、喚問等に出頭した者および公聴会に参加した者の実費弁償に関する条例の一部を改正する条例 日程第11 議案第183号 練馬区国際交流員の報酬および費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 日程第12 議案第184号 練馬区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例 日程第13 議案第185号
災害応急措置業務従事者および水防従事者に対する損害補償に関する条例の一部を改正する条例 日程第14 議案第186号 選挙長等の報酬および費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 日程第15 議案第187号 練馬区特別区税条例の一部を改正する条例 日程第16 議案第188号 練馬区廃棄物の処理および清掃に関する条例の一部を改正する条例 日程第17 議案第189号
練馬区立高齢者集合住宅条例の一部を改正する条例 日程第18 議案第190号 練馬区
理学療法士等修学資金貸付条例の一部を改正する条例 日程第19 議案第191号 練馬区
看護婦等修学資金および
就業支度資金貸付条例の一部を改正する条例 日程第20 議案第192号
練馬区立特別養護老人ホーム条例の一部を改正する条例 日程第21 議案第193号
練馬区立デイサービスセンター条例の一部を改正する条例 日程第22 議案第194号 練馬区介護保険法に定める
居宅介護支援事業に係る手数料等に関する条例の一部を改正する条例 日程第23 議案第195号
練馬区営住宅条例の一部を改正する条例 日程第24 議案第196号
練馬区立密集住宅市街地整備促進事業用住宅条例の一部を改正する条例 日程第25 議案第197号
練馬区立自転車駐車場条例の一部を改正する条例 日程第26 議案第198号 練馬区練馬駅
北口地下駐車場運営資金貸付条例の一部を改正する条例 日程第27 議案第199号
練馬区立都市公園条例の一部を改正する条例 日程第28 議案第200号
練馬区立児童遊園条例の一部を改正する条例 日程第29 議案第201号 練馬区
ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例 日程第30 議案第202号 練馬区
青少年問題協議会条例の一部を改正する条例 日程第31 議案第203号 特別区道路線の認定について(早宮一丁目) 日程第32 議案第204号 特別区道路線の認定について(田柄五丁目) 日程第33 議案第205号 特別区道路線の認定について(土支田三丁目) 日程第34 議案第206号 特別区道路線の認定について(土支田三丁目) 日程第35 議案第207号 特別区道路線の認定について(大泉町四丁目) 日程第36 議案第208号 特別区道路線の認定について(大泉学園町六丁目) 日程第37 議案第209号 特別区道路線の認定について(石神井台二丁目) 日程第38 議案第210号 特別区道路線の認定について(上石神井二丁目) 日程第39 議案第211号 特別区道路線の認定について(練馬一丁目)1
追加議事日程 追加日程第1
議会運営委員の辞任許可について 追加日程第2
議会運営委員の選任について 以上
◎事務局長 ただいまの出席議員数47名でございます。 午後2時19分開議
○
土屋新一議長 ただいまから平成12年第四回練馬区議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 まず、
会議録署名議員を会議規則第119条の規定に基づき議長より指名いたします。 7番
宮原義彦議員 30番
織田寿美子議員 以上のご両名にお願いいたします。 この際、助役より発言があります。 〔
志村豊志郎助役登壇〕
◎
志村豊志郎助役 岩波区長は病気治療のため、本日の本会議を欠席させていただいております。区長に代わりまして、私から区長の所信を申し述べさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。 平成12年第四回練馬区議会定例会が開催されるに当たりまして、私の所信の一端を申し上げ、皆様方のご理解とご協力を仰ぎたいと存じます。 はじめに、21
世紀幕開け記念事業について申し上げます。 激動の20世紀も間もなく終わりを告げ、21世紀という新たな時代が始まろうとしております。この新時代の幕開けを区民の皆様とともにお祝いするため、区民の皆様からもご意見を募り、検討した結果、当面、平成12年度におきましては次のような事業を企画いたしました。 まず、
婚姻届特別受付についてであります。 これは、21世紀の到来と同時に新生活を始めるカップルの誕生を祝福するため、元旦に婚姻届の特別受付を実施し、届出をしたカップルに記念品を贈呈するものであります。また、あわせて本庁舎1階のアトリウムで記念のセレモニーを行うことといたしました。新しいカップルの誕生は、新世紀の明るい希望の象徴であり、幸せな家庭を築いていただけるよう、その船出を心からお祝いしたいと考えております。 次に、
イラストバスの運行であります。 これは、21
世紀幕開け記念事業として区民の皆様から寄せられたアイデアを生かし、現在、保谷から光が丘駅の間を運行しております練馬区
シャトルバスをより親しまれるバスとするため、車体を21世紀への希望に満ちたイラストで飾るものであります。 現在運行しております2台の
シャトルバスのうち、1台につきましては、練馬区在住の著名な漫画家である松本零士氏にデザインを依頼し、もう1台につきましては、区民の皆様に応募いただいた作品の中からデザインを選定いたします。 運行開始は明年1月からを予定しておりますが、私といたしましては、この
イラストバスによってこの路線が区民の皆様に一層周知され、多くの方々にご利用いただけるようになることを期待しております。 このほか、25年間にわたり使用してまいりました「ねりま区報」の題字を1月1日号から公募のものに一新するほか、「成人の日のつどい」などにつきましては、21
世紀幕開け記念事業と銘打って実施することにしております。 また、平成13年度におきましても、幾つかの事業を計画しているところであります。来年が新世紀の幕開けにふさわしい、明るい希望の年であってほしいと念願しております。 次に、戸籍事務の電算化について申し上げます。 練馬区におきましては、人口の増加傾向が続く中、戸籍の編製などがともすれば遅れがちになり、区民の皆様にご不便をおかけしていたところであります。平成6年度に戸籍法が改正され、戸籍にも
コンピューター利用が認められたことを受け、内部的な検討を進めてまいりました。その結果、昨年7月から本格的に電算戸籍への移行作業に入り、来年1月から新システムヘ移行の見通しとなりました。 戸籍事務の電算化により、次のような効果が期待できます。第1に、窓口サービスの向上であります。具体的には、戸籍の編製期間の短縮、窓口の待ち時間の短縮が実現いたします。第2に、経費の節減であります。
システムそのものの省力化効果や戸籍事務の管轄の解消による効率化等により、運営費を縮減してまいります。今回の電算化を契機に、より迅速で効率的な事務執行を目指してまいりたいと考えております。 次に、新たな病院の整備について申し上げます。 区内における病院整備の検討を進めるために、昨年8月に設置いたしました「
病院構想策定懇談会」から、この7月に最終報告書が提出されました。この報告書をもとに、区としての「新たな病院の整備に関する基本的な考え方」を取りまとめ、区議会にご報告申し上げたところであります。 現在、この考え方に基づき、新たな病院整備のための検討を進めており、先の定例会におきましてご可決をいただきました補正予算に計上している「新
病院整備基本構想」の策定に着手したところであります。この策定に当たりましては、区内の医療の需給状況調査などの基礎調査や病院運営に係る収支予測などを行ってまいります。 この
基本構想策定と並行して、今後は、設置場所の絞り込みや運営主体の選定を行うことが必要となります。設置場所につきましては、交通の利便性や建築の可能性、区の財源の軽減を図るための既存区有地の転用等の視点から選定してまいります。また、運営主体の選定に当たりましては、学識経験者や
医療関係者等から成る「(仮称)
運営主体選定委員会」を設置し、公共性があり、区が求める医療機能を備えるとともに、それに応えられる
医療スタッフが確保できるところを運営主体として選定していきたいと考えております。 さらに、病院整備のための財源確保につきましては、国や東京都に対して既に働きかけを行っているところでありますが、今後もさらに強く区に対する補助制度の創設や補助の拡大について要請してまいります。 新たな病院の整備は、区民の皆様の長年にわたる悲願となっております区内医療の充実を図るものであり、区民の皆様の健康と生命を守り、安心して日常生活が送れるようにするために必要不可欠なものであると思っておりますので、区の重要な政策課題として、区議会のご理解、ご協力を賜りながら精力的に取り組んでまいる所存であります。 次に、
都営地下鉄大江戸線について申し上げます。 来る12月12日に、かねてから整備が進められておりました大江戸線の環状部が全線開業することとなりました。私は、これまで沿線11区の区長で構成する「地下鉄12号線
促進連絡協議会」の副会長として、大江戸線の
整備促進活動にかかわってまいりました。環状部の開業により、例えば六本木や築地市場、さらには下町地域など、練馬区内から乗り換えなしで行くことができる場所が増え、区民の皆様の交通の利便性がさらに高まることとなり、今回の全線開業はまことに喜ばしいことであります。 しかしながら、大江戸線には大泉学園町方面への延伸という大きな課題が残されております。延伸実現のためには、越えていかなければならない大きなハードルがありますが、私といたしましては、埼玉県側の関係自治体とも連携を図りながら、早期実現に向け、できる限りの取り組みを続けてまいる所存であります。 次に、清掃・
リサイクル事業について申し上げます。 まず、清掃における家電4品目の取り扱い方法の変更についてであります。 平成10年6月に、
特定家庭用機器再商品化法、いわゆる
家電リサイクル法が公布され、来年4月からテレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンの家電4品目につきましてはリサイクルをすることが義務づけられたところであります。この法律では、家電製品の製造業者や小売業者等に新たに義務を課すことにより、廃棄物の減量と有用な部品・素材の再商品化等を図ることとしております。 区では、この法律の施行により、これまで粗大ごみとして収集をしておりました家電4品目について、来年4月以降は粗大ごみとして取り扱わないこととし、別途、23区全体の受け皿として整備される民間事業者が処理を行うこととなります。区民の皆様に対しましては、混乱を生じさせることなくスムーズに家電4品目がリサイクルされるよう、あらゆる機会をとらえて周知してまいる所存であります。 次に、街区
路線回収事業についてであります。 練馬区は、平成8年12月から、びんと缶の回収を目的とした「街区
路線回収事業」を開始し、年度を追うごとに回収地域の拡大を図ってまいりました。今般、12月の東大泉、南大泉地域での事業実施をもって事業拡大が完了し、練馬区全域で、びんと缶の資源回収が実施できることとなりました。この回収の実施に当たりましては、各地域の町会、自治会の皆様方の多大なるご協力をいただいたところであります。また、各地域で開催いたしました住民説明会は50か所、延べ120回を数えております。 おかげさまで事業拡大は一応の区切りを迎えましたが、今後は、これまでいただいた様々なご意見を参考にして、区民の皆様にとってさらに参加しやすい事業となるよう不断の見直しを図ってまいります。そして、びん・缶の回収事業を
リサイクル事業発展の足がかりとしながら、新しく策定しました
リサイクル推進計画に沿って、循環型社会の形成に向けた取り組みを一層推進してまいりたいと考えております。 次に、環境管理の国際規格であるISO-14001の認証取得に向けた取り組みについて申し上げます。 地球温暖化、異常気象に代表される地球規模の環境問題の解決は人類共通の課題であり、次の世代が引き続き自然の恵みを受けられるようにすることは、現代に生きる者の使命でもあります。このような問題の解決には、原因となっている現在の大量生産・大量消費・大量廃棄型の
社会経済活動や生活様式を根本から見直していかなければなりません。 練馬区におきましても、区内最大の事業者・消費者としての立場から、良好な環境の保全について最大限の努力を払うべきものと考え、環境管理の国際規格であるISO-14001認証取得への取り組みを進めております。現在、環境清掃部に専任組織を設置し、また、基本方針の審議および進行管理に当たる「
環境マネジメントシステム構築推進本部」を発足させるとともに、各部、各課に組織を設置し、各部の責任と判断のもとで環境負荷の低減と環境保全に取り組むことといたしました。 今後は、区としての基本的な姿勢を示す「環境方針」を決定するとともに、環境負荷の低減と
環境保全事業の推進を図るための実行計画の策定を行ってまいります。そして、今年度中には審査登録機関の予備審査を受け、平成13年度中の認証取得を目指してまいりたいと存じます。 次に、教育について申し上げます。 最近の青少年問題を背景に、教育に関わる様々な課題がクローズアップされる中、不
登校児童生徒についても大きな関心を集めているところであります。いわゆる不
登校児童生徒数は、全国でも毎年増加の傾向に歯どめがかからず、13万人を超えたという報告がなされております。その背景には多くの要因が複雑に絡み合っていると言われ、最近の傾向では、不登校はどの子にも起こり得るものであり、
学校を絶対視する考え方が弱まってきているとともに、一般的に
学校に必ず行かなければならないという意識も薄らいできていることなどが指摘されております。 本区におきましても、大変深刻な課題ととらえ、これまで
学校への復帰を目指した
適応指導教室として「
フリーマインドスクール」や「トライ教室」を設置してまいりました。また、特に中学校には
スクールカウンセラーまたは心の教室相談員の全校配置を行うとともに、
生活指導相談員を定期的に全小中
学校へ派遣し、情報収集を的確に行うなど、適応指導と教育相談の両面から施策を実施しております。 その結果、本区における不
登校児童生徒は、昨年度におきまして、小学校で1名の増加は見られたものの、中学校におきましては47名の減少結果を見たところであります。この成果をもとに、今後もさらに関係諸機関との連携を確実に図りながら、
適応指導教室における指導の充実や
スクールカウンセラーの増員など、各
学校および教育相談室での相談機能のさらなる充実に努めてまいります。 次に、庁内LANの構築について申し上げます。 ご案内のように、区では、情報技術の著しい進展に遅れることなくホームページを立ち上げ、本年4月には本格発信を開始するなど、情報の共有化を図ってまいりました。そして、引き続き将来の
庁内情報通信網、いわゆる庁内LANの構築に向け、研究を進めていったところであります。 その結果、庁内LANとして、年内に
各部庶務担当課に設置してあるパソコン22台をネットワーク化することといたしました。これにより、ホームページに掲載する情報の内容や量がさらに拡充し、直接区民の皆様と意見交換できる体制が一層整備されることとなります。 今後は、職員を対象に個人情報保護や
セキュリテイ意識の習得など、適切なパソコン管理を行うための研修等を重ねながら、順次、パソコンの配備と接続を行い、出先機関も含めた全庁にネットワークを拡大する予定にしております。この庁内LANの整備により、事務処理の簡素化、迅速化を図り、増大する区民要望に的確に応えてまいりたいと考えております。 最後に、平成11年度の各
会計歳入歳出決算でございます。 平成11年度の我が国の経済は、政府の
各種経済政策の効果により、ようやく一部に明るさが見えたものの、なお民間需要に力強さがなく、本格的な景気回復には至りませんでした。区財政の面におきましても一般財源の伸びが期待できず、国・都の動向が区財政に及ぼす影響も含め、引き続き厳しい状況を余儀なくされたところであります。 このような中、平成11年度の財政運営に当たりましては、従来にも増して、徹底した行政改革により執行体制の効率化を図る一方、限られた財源の中でいかに区民福祉の向上を達成できるかを主眼に、創意工夫を重ねつつ、着実に取り組んでまいったところであります。今回ご提出申し上げます平成11年度の各
会計歳入歳出決算は、このような基本姿勢に基づき、区政を運営してまいりました結果であります。議会のご審議を通しまして、忌憚のないご意見を賜り、今後の区政に生かしてまいりたいと存じます。 以上、区政運営における私の所信の一端を申し上げてまいりましたが、本定例会におきましては、決算議案のほか、「練馬区廃棄物の処理および清掃に関する条例の一部を改正する条例」など、多くの議案を提出いたしております。 また、区内産業界における厳しい経営環境や国のIT推進を含めた経済政策の動向を踏まえ、緊急経済対策および
IT関連対応経費のための補正予算案の検討を進めており、本定例会中にご提案申し上げたいと考えております。 何とぞ十分ご審議の上、全議案を原案どおりご可決賜りますようお願い申し上げ、私の所信とさせていただきます。
○
土屋新一議長 次に、諸般の報告をいたします。
例月現金出納検査結果報告1件および練馬区職員措置請求に係る監査結果報告1件について監査委員より報告がありました。 詳細につきましては、お手元に写しを配付してありますので、お目通し願います。 これより日程に入ります。 日程第1・会期の決定についてを議題といたします。 おはかりいたします。 今定例会の会期は、本日から12月15日までの29日間といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
土屋新一議長 ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 次に、日程第2・議案第174号から日程第7・議案第179号まで、以上6件を一括議題といたします。 本件に関し、理事者に決算概要の説明を求めます。 〔
小林勝郎収入役登壇〕
◎
小林勝郎収入役 ただいま上程になりました平成11年度
一般会計歳入歳出決算ならびに5
特別会計歳入歳出決算について、その概要をご説明申し上げます。 はじめに、一般会計から申し上げます。 本会計は、平成11年度中に3回の補正を行い、
歳入歳出予算現額はともに1976億8359万円になっております。これを前年度と比較しますと、39億7922万円、2.0%の減であります。 決算の総額は、歳入において1936億7143万円、歳出において1890億5009万円で、
歳入歳出差引残額46億2134万円は、全額翌年度に繰り越しております。この繰り越しの内容を申し上げますと、
繰越明許費財源繰越が11億1281万円で、翌年度への一般繰越は35億853万円であります。 それでは、歳入について申し上げます。 収入済額1936億7143万円を予算現額と比較しますと、40億1216万円の収入減となり、収入率は98.0%であります。これを前年度の収入済額と比較しますと、74億3650万円、3.7%の減であります。 次に、各款における収入済額のうち、予算現額以上に収入された主な款について申し上げます。 第3款、利子割交付金において、予算現額14億439万円に対し、収入済額16億1397万円で、2億958万円の増であります。 第8款、分担金および負担金において、予算現額21億2884万円に対し、収入済額24億163万円で、2億7280万円の増であります。これは主として福祉費負担金の増であります。 一方、収入済額が予算現額を下回った主な款について申し上げます。 第10款、国庫支出金において、予算現額273億8686万円に対し、収入済額257億2006万円で、16億6681万円の減であります。これは主として再開発事業推進費補助金の減であります。 第11款、都支出金において、予算現額105億1392万円に対し、収入済額102億4266万円で、2億7126万円の減であります。これは主として再開発事業推進費補助金の減であります。 第14款、繰入金において、予算現額58億9350万円に対し、収入済額33億9536万円で、24億9814万円の減であります。これは主として用地取得基金繰入金および都市整備基金繰入金の減であります。 次に、歳出について申し上げます。 予算現額1976億8359万円に対し、支出済額1890億5009万円で、差引残額86億3350万円となり、執行率は95.6%であります。これを前年度の支出済額と比較いたしますと、41億7993万円の減額となり、2.2%の減であります。 残額の内容を申し上げますと、26億4519万円の繰越明許がなされておりますので、不用額は59億8831万円で、予算対比をいたしますと3.0%となっております。 次に、款別の執行状況について申し上げます。 第1款、議会費において、予算現額9億2975万円に対し、支出済額9億1105万円で、費用弁償などの残による不用額は1870万円となり、執行率は98.0%となっております。 第2款、総務費において、予算現額168億4147万円に対し、支出済額162億2994万円で、不用額は6億1152万円となり、執行率は96.4%であります。不用額の主なものは、地域振興券交付事業費の残などであります。 次に、第3款、区民費において、予算現額225億5659万円に対し、支出済額212億7782万円で、残額12億7877万円のうち、繰越明許費が265万円、不用額は12億7612万円となり、執行率は94.3%であります。不用額の主なものは、国民健康保険事業会計繰出金の一般繰出金および国民健康保険高額療養費資金貸付費の残などであります。 第4款、生活文化費において、予算現額54億4081万円に対し、支出済額52億7741万円で、残額1億6340万円のうち、繰越明許費が5277万円、不用額は1億1063万円となり、執行率97.0%であります。 第5款、産業経済費において、予算現額26億6296万円に対し、支出済額25億8757万円で、不用額は7539万円となり、執行率は97.2%であります。 第6款、福祉費において、予算現額730億6009万円に対し、支出済額706億3187万円で、不用額は24億2821万円となり、執行率は96.7%であります。不用額の主なものは、老人医療会計繰出金、デイサービスセンター運営費、特別養護老人ホーム維持運営費および生活保護法に基づく生活扶助費の残などであります。 第7款、保健費において、予算現額68億2866万円に対し、支出済額65億7528万円で、不用額は2億5338万円となり、執行率は96.3%であります。不用額の主なものは、予防接種費委託料および成人病健康診査費の残などであります。 第8款、都市整備費において、予算現額103億5370万円に対し、支出済額78億2723万円、残額は25億2647万円で、執行率は75.6%であります。残額の中には、繰越明許費24億938万円が含まれておりますので、不用額は1億1709万円であります。不用額の主なものは、都市整備公社費人件費補助金の残などであります。 第9款、環境建築費において、予算現額16億8638万円に対し、支出済額16億5942万円で、不用額は2696万円となり、執行率は98.4%であります。 第10款、土木費において、予算現額113億4372万円に対し、支出済額105億3398万円、残額は8億974万円で、執行率は92.9%であります。残額の中には、繰越明許費1億8040万円が含まれておりますので、不用額は6億2934万円であります。不用額の主なものは、道路橋梁費の掘さく道路復旧費および道路維持費、ならびに緑化公園費の公園新設費の残などであります。 第11款、教育費において、予算現額268億6097万円に対し、支出済額265億2324万円、不用額は3億3772万円となり、執行率は98.7%であります。不用額の主なものは、小学校費および中学校費の
学校管理運営費の残、ならびに幼稚園費の各種助成費の残などであります。 第12款、公債費において、予算現額170億684万円に対し、支出済額170億559万円、不用額は125万円となり、執行率は100.0%であります。 第13款、諸支出金において、予算現額20億1165万円に対し、支出済額20億967万円で、不用額は198万円となり、執行率は99.9%であります。 第14款、予備費において、予算額1億円に対し、本年度は充用がなかったため、予算現額1億円のままであります。 続きまして、特別会計について申し上げます。 はじめに、国民健康保険事業会計について申し上げます。 本会計は、平成11年度中に2回の補正を行い、
歳入歳出予算現額はともに435億6605万円となっております。 まず、歳入において、収入済額は429億2155万円であります。これを予算現額と比較しますと、6億4450万円の減となり、収入率は98.5%であります。収入減となりました主な理由は、他会計繰入金の減によるものであります。 歳出につきましては、予算現額に対して支出済額は425億7121万円で、不用額は9億9484万円となり、執行率は97.7%であります。不用額の主なものは、保険給付費の一般被保険者療養給付費および退職被保険者等療養給付費の残などであります。 次に、老人医療会計について申し上げます。 本会計は、平成11年度中に1回の補正を行い、
歳入歳出予算現額はともに450億5196万円となっております。 まず、歳入において、収入済額は439億6375万円で、予算現額に対し10億8821万円の収入減となり、収入率は97.6%であります。 歳出につきましても、予算現額に対して、支出済額は439億3133万円で、不用額は11億2063万円となり、執行率は97.5%であります。不用額の主なものは、医療諸費の医療給付費の残であります。 次に、用地会計について申し上げます。 本会計は、平成11年度中に2回の補正を行い、
歳入歳出予算額はともに12億3331万円であります。決算額につきましても、歳入歳出ともに12億3328万円で、執行率は100.0%であります。 次に、公共駐車場会計について申し上げます。 本会計は、平成11年度中に1回の補正を行い、
歳入歳出予算額はともに13億4295万円であります。決算額につきましても、歳入歳出ともに13億4295万円で、執行率は100.0%であります。 最後に、
学校給食会計について申し上げます。
歳入歳出予算現額はともに5億3106万円であります。歳入においては、収入済額5億54万円で、予算現額に対し3052万円の減となり、収入率は94.3%であります。歳出につきましては、予算現額に対して支出済額が5億31万円で、不用額は3075万円となり、執行率は94.2%であります。 以上、平成11年度一般会計および5特別会計の歳入歳出決算概要を申し上げました。 詳細につきましては、別途関係書類を提出してございますので、よろしくご審議の上、ご認定賜りますようお願い申し上げます。 なお、本決算につきましては、監査委員各位の厳正なご審査とそれに伴う貴重なご意見をいただきました。ここに深く感謝申し上げまして、説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○
土屋新一議長 ただいま理事者から決算概要の説明がありましたが、本件に関し、ご質疑のある方はご発言願います。
◆5番(
小川けいこ議員) 動議を提出いたします。 ただいま上程されております議案につきましては、この際、質疑を省略し、直ちに議長を除く議員49名をもって構成する決算特別委員会を設置し、本議案を付託されますようおはかり願います。 〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○
土屋新一議長 おはかりいたします。 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
土屋新一議長 ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 おはかりいたします。 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第6条第1項の規定により、お手元に配付いたしました名簿のとおり指名いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
土屋新一議長 ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 決算特別委員会委員名簿 平成12年11月17日高橋正人小林加津美渋谷恵美子菅田 誠小川けいこ土屋としひろ宮原義彦津野忠彦藤井たかし松村良一中井八千代榎本史子和田真保山田一義水埜圭子原 ふみこ小泉純二西山清孝武田えつこ横田ゆずる片野令子中山まさみ岩崎典子山田哲丸柴崎幹男本橋まさとし猿田博文鈴木 整織田寿美子北川かつしげ野沢 彰西川康彦斉藤宗孝秋本和昭村上悦栄大沢久子山下 渡武藤昭夫矢沢重光浅沼敏幸上野定雄沖山一雄俵頭 功竹内智久冨塚辰雄小林みつぐ高橋かずみ中島 力関口和雄
○
土屋新一議長 これより委員会条例第7条第2項の規定により、委員長および副委員長の互選を行いたいと思いますので、暫時休憩いたします。 午後2時55分休憩 ------------------------------
◎事務局長 ただいまの出席議員数47名でございます。 午後2時56分再開
○
土屋新一議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。 休憩中に委員長および副委員長の互選を行いましたので、その結果を事務局長に報告させます。 〔事務局長報告〕 決算特別委員会委員長
松村良一議員 同 副委員長
大沢久子議員
○
土屋新一議長 以上で、報告を終わります。 次に、日程第8・議案第180号から日程第39・議案第211号まで、以上32件を一括議題といたします。 本件に関し、理事者に提案理由の説明を求めます。 〔
志村豊志郎助役登壇〕
◎
志村豊志郎助役 ただいま上程されました議案第180号から議案第211号までの32議案についてご説明を申し上げます。 まだ、議案第180号・練馬区職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例でございますが、これは、高速交通網の整備など社会経済状況の変化に適応させ、実費弁償という旅費の趣旨をより一層徹底させるという観点から、日額旅費や支度料の廃止、宿泊料の一律化、その他雑費等についての改正を行うものでございます。 次に、議案第181号・特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例、議案第182号・審理、喚問等に出頭した者および公聴会に参加した者の実費弁償に関する条例の一部を改正する条例、議案第183号・練馬区国際交流員の報酬および費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてでございますが、これらは、議案第180号・練馬区職員の旅費に関する条例の一部改正に伴い、規定の整備を行うものでございます。 次に、議案第184号・練馬区職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例、議案第185号・
災害応急措置業務従事者および水防従事者に対する損害補償に関する条例の一部を改正する条例についてでございますが、これらは、国の省庁が来年から新体制に移行することになっているため、この中央省庁の再編に伴い、規定の整備を行うものでございます。 次に、議案第186号・選挙長等の報酬および費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてでございますが、これは、議案第180号・練馬区職員の旅費に関する条例の一部改正に伴い、規定の整備を行うものでございます。 次に、議案第187号・練馬区特別区税条例の一部を改正する条例でございます。これは、中央省庁の再編に伴い、規定の整備を行うものでございます。 次に、議案第188号・練馬区廃棄物の処理および清掃に関する条例の一部を改正する条例でございますが、これは、
特定家庭用機器再商品化法に基づき、来年4月以降、家庭用機器の特定4品目について製造業者等の再商品化が義務づけられることに伴い、これらの特定4品目について区の取り扱いを条例上明確にするものでございます。 次に、議案第189号・
練馬区立高齢者集合住宅条例の一部を改正する条例でございますが、これは、公営住宅法施行令の改正に伴い、規定の整備を行うものでございます。 次に、議案第190号・練馬区
理学療法士等修学資金貸付条例の一部を改正する条例、議案第191号・練馬区
看護婦等修学資金および
就業支度資金貸付条例の一部を改正する条例、議案第192号・
練馬区立特別養護老人ホーム条例の一部を改正する条例、議案第193号・
練馬区立デイサービスセンター条例の一部を改正する条例、議案第194号・練馬区介護保険法に定める
居宅介護支援事業に係る手数料等に関する条例の一部を改正する条例についてでございますが、これらは、中央省庁の再編に伴い、規定の整備を行うものでございます。 次に、議案第195号・
練馬区営住宅条例の一部を改正する条例についてでございますが、これは、公営住宅法施行令の改正に伴い、規定の整備を行うものでございます。 次に、議案第196号・
練馬区立密集住宅市街地整備促進事業用住宅条例の一部を改正する条例についてでございますが、これは、公営住宅法施行令の改正および中央省庁の再編に伴い、規定の整備を行うものでございます。 次に、議案第197号・
練馬区立自転車駐車場条例の一部を改正する条例についてでございますが、これは、光が丘自転車駐車場および光が丘第2自転車駐車場の2施設について有料化するとともに、練馬駅周辺の整備に伴い、練馬駅北自転車駐車場の1施設を廃止するものでございます。 次に、議案第198号・練馬区練馬駅
北口地下駐車場運営資金貸付条例の一部を改正する条例についてでございますが、これは、中央省庁の再編に伴い、規定の整備を行うものでございます。 次に、議案第199号・
練馬区立都市公園条例の一部を改正する条例についてでございますが、これは、練馬区立三原台ふれあい緑地など3か所の都市公園を新設するものでございます。 次に、議案第200号・
練馬区立児童遊園条例の一部を改正する条例についてでございますが、これは、練馬区立北町わかば児童遊園を新設するものでございます。 次に、議案第201号・練馬区
ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例でございますが、これは中央省庁の再編に伴い、規定の整備を行うものでございます。 次に、議案第202号・練馬区
青少年問題協議会条例の一部を改正する条例でございますが、これは、同協議会の根拠法である青少年問題審議会および地方青少年問題協議会設置法の題名が改められたことに伴い、規定の整備を行うものでございます。 次に、議案第203号から議案第211号までの特別区道路線の認定についてでございますが、これらの道路は、都市計画法に基づく開発許可などにより設置された路線および利用度が高く、地元住民からの強い要望のある路線であり、これらを特別区道路線として認定することにより、住民の利用に供するものでございます。 以上をもちまして、提案理由の説明とさせていただきます。 よろしくご審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。
○
土屋新一議長 ただいま理事者から提案理由の説明がありましたが、議案第180号につきましては、地方公務員法第5条第2項の規定に基づき、あらかじめ特別区人事委員会の意見を聴取してあります。 その結果につきましては、写しを配付してありますので、お目通し願います。 12特人委給第147号
平成12年11月10日
練馬区議会